私が子供の頃の元気な小樽を取り戻したい!

1.人と活気を取り戻せ!

街が元気でなければ、街づくりは実現しません。

2018年9月末現在の小樽市の人口は11万8,000人。私が最上の小路を駆け回っていたころ、1975年から1978年頃は人口18万7000人、小学校5年生の、1983年頃は18万人、小樽に人が住んでいました。街には人があふれ、デパートが3件もあった賑やかな街でした。全国的に人口減少が進む中で、また、大都市の利便性に惹かれ、働く世代や若者層が流出する状況の中で、昔と同じ規模とまではいかないものの、人が増え、賑わいのある街を作り出して、それを後世に渡してゆくのが今の小樽を生きる我々の使命であると思います。小樽の街が賑やかに持続できるよう、精一杯頑張ります。

小樽で今後、これらを実現するために、やらなければならないことは

小樽の活力を呼び戻し、いきおいのある街を作りあげます!

その活力を呼び戻すために、多くの課題を乗り越えるために重要なこと

小樽を再建するために、財政をしっかりと再生させる施策提言を行います!

2.財政力アップ―街の体力づくり

2015年度まで20億円以上あった小樽市の財政調整基金(市の貯金)は今、9億円まで減少しています。このままでは今後、何か不足の事態が生じた時に対応できなくなり、また、このまま減少を続けると、市民サービスを行うことが極めて困難な状況になります。この財政状況を、しっかりと立て直すために、そのための提言を行います!

1)観光を小樽の力に!

 例えば、小樽市は2017年度、観光入れ込み客数(観光等で小樽を訪れてくれた方)が、800万人と発表されております。一方で、観光客から出されるゴミの処理や、観光地のトイレの整備等、整備しなければならないものが多々ある中で、その整備は進んでおりません。

 こうした問題を解消するにもお金がかかるものです。そうした負担も市民の税金から捻出することになります。こうした課題を解消するべく今、他都市でも導入が検討されている、「観光税」をいただくことを本気で検討しなければならないものと考えます。

 観光税は、目的税と言われ、地方自治体でも一定の目的に使用するためであれば、課税が可能です。小樽を訪れ、小樽で楽しんでいただいた方に、少しずつのご負担をお願いすることで、小樽の観光を維持し、また、更なる小樽観光の魅力を作り出す資源にしていくことが必要です。ざっくりと試算すると、800万人の観光客の半数が、100円の観光税を小樽に払っていただくことで、年間の税収は4億円になります。50円としても、年間2億円の税収が小樽市にもたらされます。

 小樽市の平成30年度一般会計予算では、観光費として計上されている額は1億4,501万3,000円です。800万人の観光のお客様に来ていただく街の観光施策を行う予算がこれだけです。観光施策の予算を観光税から捻出し、よりしっかりとした観光施策を実施できる下地を作らなければなりません。そして、市税から構成されるこの1億4千万円あまりのお金を、国の交付金や補助等の部分を除いて、市民サービスに利用できたら、市民生活がより充実します。つまり、 常々課題になっている、子育て支援に予算を充てたり、高齢者のための補助事業に充てたり、街の活性化事業に使うことも可能でしょう。小樽が暮らしやすい街になるために重要なことであると考えます。

こうしたことは、観光が、小樽で重要な産業であること、観光が多くの利益を市民にもたらすことの認識を、市民が共有し、観光を育む意識が向上する結果、さらに小樽を観光都市として醸成させることにもつながるものと考えます。

2)せっかくの資源―有効活用を!

空き家の利活用なども考えなければなりません。小樽市内の空き家は、平成27年度の全市の調査で2,423件あり、そのうち「良好」と判断される空き家は985件とのことであります。これらの空き家の利活用も速やかに考えていかなければなりません。また、386件が、「準不全」というランクであり、これは「危険空き家」となる可能性をもった物件であります。現所有者が修理をするにも費用がかかり、その費用をかけたとしても、借り手や買い手が見つからなければ仕方がありません。こうした建物の問題を解決するには、「自分の手で好きなように直したい」という希望者に貸し出してゆく、あるいは、リフォーム援助や指導を行える環境を行政が整備する必要があります。風光明媚で自然豊かな「小樽住まい」を望む方たちへ、様々な手法で住宅の供給を行い、市内の空き家を有効活用する施策が必要です。

3)「空き校舎」-学校跡に誘致するのは学校が最適だ!

空き家といえば、人口減少が進む中、子供の数も減少する小樽は、市内で市立小中学校の統廃合が進んでいます。小樽市小中学校再編計画は、平成21年度から平成36年度までに、市内に27校ある小学校を13校に、14校ある中学校を8校に再編するべく計画を進めております(※現在計画を見直しております)。

その過程で問題となっているのが、廃校後の学校跡、つまり、空き校舎の利用の問題です。現在進められている計画で生じた小中学校の空き校舎のうち、市の関連用途で使用されている校舎がわずかにあるだけであり、昭和55年度以降に建設された、新耐震基準を満たしている校舎でさえ、再利用の目途がたっておりません。この問題も、民間等の協力を得ながら、再利用を促進しなければならない重要な課題です。少なくとも、祝津小学校跡については、今すぐにでも利用可能な状況です。

この問題をどうするのか、議会でも毎回議論をしていますが、市ではこれまで有効な利活用の方法を見いだせず、企業や団体等に利用者を募集しても、手を挙げる相手方がいないというのが現状です。その理由として、建物の用途が、企業のオフィスや工場、または宿泊施設などのサービス施設として、使い勝手が悪いから。それはそのはずです。なにせ、「学校」という目的の用途で建てられた建物ですから。

私が今、提案をしているのは、「学校の用途で建てられた建物は、学校として利用するのが一番である。従って、学校を小樽に誘致すべきだ」ということです。それは、国内の小中高校や大学を誘致せよと、言っているわけではありません。

目を海外に向け、外国の大学のサテライトキャンパス等を誘致してはどうか、と提言をしているわけであります。

例えば、アメリカや、ヨーロッパの大学で、芸術・文化を志す学生が多く集まる学部を有する大学に、絵画や写真の路を志す学生が学ぶキャンパスを、祝津小学校跡に誘致してはいかがでしょうか。小樽には豊かな自然都市の風景が存在します。四季がはっきりしており、海と山と人の営みがこの街にはあるわけです。創作意欲を駆り立てられませんか?学生の募集は、欧米やアジア全般に行うことで、欧米の文化を、欧米人のみならず、アジアの学生が、日本の小樽で学ぶわけです。

街としても、海外の方が多く来られるわけですし、就学中の学生に会いにくる保護者の方たちも旅行客として期待できます。ワールドワイドな風景が、この街に出来上がる。そういう環境で市内の子供たちが育つ事により、自然と国際感覚や世界観が身についてくることも期待できます。空き校舎対策もあとづけながら実効性を帯びてくると思います。

このアイディアは、とある市民の方からいただきました。その方が言われるには、数名の方にこのお話をしたけれど、この話を実現させようと考えたのは、私だけのようです。

街づくりは、こうした色々な観点から、街の問題点を利用し、それを街の強みに変えていくことが大切であると考えます。このアイディアを本当に実現したい。それは小樽の街のためになると考えるからです。

3.市議会議員としての仕事、やります!

そして、市議会議員の仕事として最も重要なことは、市民の皆さんの為に働くこと。

街づくりもそうですし、市民サービスを向上に導くことも市議会議員の仕事です。

中村 よしひろ は、これまでも地域のご要望や、市民の皆さまのお声をいただき、市が改善するべきことをしっかりと市に伝える仕事を真剣に行わせていただきました。そして今後もこれまで通り、頑張って参ります。

4.市民のためにということは…

市議会議員は特別職の公務員。私も小樽の特別職公務員です。

憲法が「公務員は全体の奉仕者」と規定する通り、私は小樽の下僕です。特別職だから「特別下僕」(笑)ということです。今後も「小樽の下僕」であり続けます!

こういう思いで仕事をする、この延長線上にしか、小樽の未来はあり得ません。

私はとにかく、小樽の為に仕事をしたい!

 先にも述べましたが、これまで挫折の砂も噛んできました。こんな私だからこそ、困っている人、悩んでいる人の心がわかり、寄り添う事もできる。そしてこれまで自分の仕事を一生懸命取り組んできました。だからこそ、困難にも立ち向かい、できない理由を探すのではなく、本当に進めるべきと判断したことには、できる理由を探して取り組んでゆきます。

あなたの小樽、私の小樽。私は小樽 小樽は私!

この思いを持ち続け、これからも生きていきたい!だからこそ、小樽市議会議員として頑張らせていただきたいと強く思うわけであり、「小樽を愛し 小樽に生きる」ということがモットーになるわけです。

どうかよろしくお願い致します。

1期目の実績

 小樽市議会議員として、1期目。これまでの実績です。

2015年 4月 小樽市議会議員に初当選しました。

2015年 9月 第3回定例会本会議にて一般質問

2016年 2月 第1回定例会本会議にて一般質問

2016年 9月 第3回定例会本会議にて一般質問

2016年 12月 第4回定例会本会議にて自民党代表質問

2017年 6月 第2回定例会本会議にて自民党代表質問

2017年 9月 第3回定例会本会議にて一般質問

2017年 12月 第4回定例会本会議にて一般質問

2018年 2月 第1回定例会本会議にて一般質問

2018年 6月 第2回定例会本会議にて一般質問

2018年 10月 第3回定例会本会議にて 自民党代表質問

・1期目に頑張ったこと

最大会派自民党小樽市議会議員会で、1期目の議員でありながら、10回の質問機会をいただきました。質問の内容は、市民生活を考えての問題提起や、街づくり、街の活力アップに関する提言など、様々な観点から質問を構成し、小樽市として取り組むよう求めたものであります。

 その中で実現できたことを少しだけご紹介させてください。

1.教育

子供たちの食育に繋げるため、学校給食に、小樽産や後志産の地元産品メニューを提供し、新鮮な食材が健康には1番であること、また、自分たちの暮らす小樽、後志では、こういうものが採れるのだということを伝える機会にして欲しいがどうか、と提言しました。これを受けて、月に1度ですが、市では学校給食にこの取り組みを取り入れてくれました。1番最初の提供メニューは小樽産カレイのから揚げで、この時の残食は、ほぼゼロとの報告を受けております。

2.中小企業振興基本条例制定に尽力

 市内中小企業の皆様が、これからも元気よく市内で頑張っていけるよう、中小企業者さんたちの頑張りの宣言、そして小樽市がどのように関わるのか等を規定した、中小企業振興基本条例制定に向けて、その下地づくりから頑張って参りました。2018年、この条例は議会の賛成多数で可決され、制定されました。

 他にも、移住促進のため、総務省が東京に設けた移住交流センターの活用を訴えたり、企業誘致のためのプロモーションを行うに当たり、首都圏、関西圏の企業に小樽が災害に強いことを積極的にアピールするべきである等の訴えかけをしております。これらも徐々に取り組んでいく姿勢が見えております。

 様々な提言を行い、それを市に進めさせて、チェックしてゆく作業をこれからもしっかりと行わせていただきたいです!

市議会内での役職等

小樽市議会 経済常任委員会 副委員長(2017年9月より)

※一期目の議員では異例のポストをいただいて頑張っております。

小樽市議会 学校適正配置等調査特別委員会委員

小樽市議会 広報広聴委員会 副委員長

小樽市議会 広報編集委員会 委員

その他役職

小樽市公設青果卸売市場運営委員会 委員

自民党役職

自由民主党 小樽支部 政調会長

市民活動

おたる雪あかりの路実行委員会

検討委員会 安全対策部会 部会長

おたる春まつり実行委員会 委員

小樽観光協会 会員交流まちづくり実行委員会 委員